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家族の風景 / ハナレグミ
新築から10年、そろそろ我が家もリフォームもしなきゃ。小さいながらも楽しい我が家!ヤモヲんちルームツアー。
我が家も新築からはや10年が経とうとしてます
一年に一回、BRUTUSが発行する「居住空間学」を見るたびに、「あー、こんな家にしたかったなー」と後悔しまくりのヤモヲです。
いやいや、今の我が家も十分気に入っているので、正しくは「はぁ、もっとお金持ちだったらなー」と、ため息をついてるだけです、ハイ。
今回は、そんな人生最大の買い物でもあるマイホームのお話。
我が家は長男が生まれてから新築で建てたわけですが、あれからもう10年が経とうとしています。
50坪足らずの小さな家ですが、「我がマイホーム」を建てるにあたって、コンセプトもちゃんと考えたんです。
- 小さいながらも楽しい我が家
- 家族の気配を感じられる空間
この2点を重視して、いちおう自由設計でお願いしました。
設計士さんにお願いするにあたり、理想の間取りとか構造とか、「BRUTUS」「LiVES」「Come home!」などの雑誌から切り取ってスクラップした写真を見せながらディスカッションを繰り返し、ワタシたちの要望をできる限り叶えてもらいました。もちろん、予算ありきですけどね。
間取りとしては「3LDK」で、1階は「リビング空間」、2階は「生活空間」とし、お風呂も2階に設置しました。
そして、延べ床面積が狭くなっても欲しかった「吹き抜け」と「スキップフロア」も実現しました。
ウチには子どもが2人いますが、子どもがまだ小さいうちは2階の16畳の部屋を寝室にして、子どもが大きくなったらその寝室を壁で区切って子供部屋にする計画でした。
そして現在、長男も小学4年生になり、そろそろ自分の部屋が欲しいと言い出すお年頃。今年中にD.I.Y.で壁を作る予定です。(できるんか?)
そんな「ヤモヲんち」ですが、完成後まもなく工務店さんからお願いされて、恥ずかしながら建築事例として住宅雑誌に掲載されたんです。
先日、パソコンを整理していたらその時撮影してもらった写真データを発見したので、せっかくなので10年前の思い出を振り返りながら、ブログネタとしてご紹介しようかなと。
これから家を建てようとしている人の参考になれば幸いです。
ということで、「ヤモヲんち」ルームツアーのスタートです!
小さいながらも楽しい我が家!ヤモヲんちルームツアー
間取りは詳しくご紹介できませんが、我が家のゾーンニングはざっくりとこんなカンジです。
- 1階:リビング空間
- スキップフロア:作業空間
- 2階:居住空間
それでは、新築時の写真を眺めながら、当時を振り返りつつご紹介したいと思います。
1階:リビング空間
まずは、1階の「リビング空間」から。
玄関を入って引き戸を開けると、いきなりリビングです。ダイニングエリアも含めると28畳くらいの広さでしょうか。
玄関口から見て、左手に吹き抜け、右手にダイニングとキッチン、右手奥にトイレと手洗い場になります。
吹き抜け
どうしても叶えたかったのが「吹き抜けのある家」でした。南東方向に窓があるので、朝は大きな窓から差し込む光でめちゃ明るいです。この吹き抜けがあることで、1階と2階が分断されず、オープンな居住空間になりました。
「吹き抜けって空調とか効率悪いんじゃないの?」と思いますが、家全体の気密性が高いので天井につけたシーリングファンの風の方向を、暑いときは上向き、寒いときは下向きにすれば、エアコンひとつで十分快適です。
ダイニング・キッチン・手洗い場
ダイニングはやや狭いですが、いまのところ4人家族でもそこまで窮屈ではないです。
キッチンの壁側は引き戸になっていて、その中に冷蔵庫や食器棚などを隠せるようになっています。来客時などに便利です。
この引き戸ですが、天井まで高くすることで部屋全体が広く見えるらしいです。来客時、お客さんが帰るときによく「玄関どこでしたっけ?」と、壁と扉がわからなくなるようです。笑
ダイニングテーブルとイスは、新婚当時の賃貸マンション時代に純喫茶をイメージして購入たものですが、ブラックウォールナットの床にも似合います。
ただ、ちょっと失敗したなぁと後悔してるのが、ダイニングのすぐ近くにトイレがあること。食事中はトイレ禁止です。泣
あと、手洗い場とトイレの壁をイエローグリーンにしました。白い壁にワンポイントが効いてます。この白い壁紙も、卵の殻から再生されたものらしいです。
ブラックウォールナット(無垢材)の床
リビングでもっともこだわったのが、ブラックウォールナットの無垢材を敷き詰めた床。白い壁と落ち着いたウォールナットのコントラストが好きで、これをチョイス。
ただ、無垢材なのでワックスなどのお手入れが大変ですよ、って工務店さんからくどいほど言われました。
建てた当時は長男がまだ生まれて4ヶ月くらいだったので、床を這いずり回ることを想定し、通常のワックスではなく、米糠(ぬか)からとった植物由来100%の天然油脂「キヌカ」を使用しています。これなら赤ちゃんが床をなめても大丈夫です。
毎年5月のGWになると、家族全員で「キヌカがけ」してます。
黒板の壁
もうひとつ、こだわりポイントが。玄関から見て右手、ダイニング側の壁を黒板にしました。
当時チョークアートが流行ってたんです。オシャレなインテリア雑誌にも壁を黒板にした家が紹介されていて、「ウチも黒板ほしいなー。しかもマグネットがくっつくようにしたいんです」と工務店さんに相談したところ、鉄板を貼るとめちゃ高くなりますよ!と言われました…。
なので、マグネット塗料をネットで購入して、D.I.Y.で塗りました。
インテリア
インテリアもブラックウォールナットの色見にあわせてチョイスしました。
リビングの真ん中には、songdreamというインテリアショップで買ったソファ。このソファ、名前が「ジョニオ」っていうんです。そこも購入したポイント。(今は廃番らしいですが)
今では、ソファ以外に無印良品の「体にフィットするソファ」が。先日、3つに増えました。
ラグは、Francfrancの「GRAD」。緑のグラデ―ションにひとめぼれして購入。
あと、天井からぶら下がっているのは、LEBOWSKIのチェアーハンモック「カーネリアン」です。
通常は天井に吊り金具をつけてぶら下げるのですが、我が家は吹き抜け2階の手すりが鉄パイプなので、そこにロープでぶら下げました。
これ、想像以上に座り心地というか寝心地がいいんですよ。吹き抜けからの光を浴びながら昼寝をするのが休日の楽しみになってました。
そんなチェアーハンモックも、子どもたちにとってはアトラクション扱いで、下の子(トリッキーな娘)が、シルクドソレイユみたいにクルクルと勢いよく回って遊ぶもんだから、網の部分がボロボロになってしまい、今は納戸にしまってあります…涙。
照明
照明は、角ブラケット型だと照明をつける位置が固定されてしまうので、天井にダクトレールを2本(3系統)走らせて、自由な位置に照明をつけれるようにしました。
スポット型電球色の照明を6個もつければ十分明るいです。
スキップフロア:作業空間
スキップフロアに関しては、ワタシの強い要望を叶えてもらいました。もっぱら私の作業エリアになりますが、部屋数を増やして仕事部屋を作るのではなく、リビングにいる家族の気配を感じられるように考えた結果、スキップフロアという選択肢を選びました。
仕事中に子どもたちがうるさくて集中できないときもありますが、それもまた「楽しい我が家」ゆえかなと。家で仕事するなってことですね。
ちなみに、壁側にある本棚は無印良品の「スタッキングシェルフ」。引越しのとき、スキップフロアでは組み立てられないことが判明…。後日、工務店さんに手すりを外してもらって下で組み立てた後に大人4人がかりで上げました。
スキップフロアの隅っこで光っている照明は、ワタシの敬愛するイサム・ノグチの「AKARI」です。
2階:生活空間
2階は生活空間のため写真はないですが、約16畳と8畳の2部屋と、ウォークインクローゼット、そしてお風呂があります。
16畳の部屋は子どもが大きくなったときに2部屋にてきるよう、最初からドアを2つ設置してもらいました。近いうちにD.I.Y.で壁つくって、子供部屋×2室と寝室の3部屋になる予定です。(やれんのか?)
お風呂はYAMAHAのシステムバスで、バスタブの曲線はギターの曲線と同じです、ってヤマハの人が自慢してました。
2階からさらに階段を上がったところに、屋根裏収納部屋を作ってもらいました。
収納スペースとしては、玄関の納戸と、1階のスキップフロア下、そして屋根裏収納と、十分なスペースを確保しています。
屋根裏収納部屋の階段には踊り場もあって、布団とか大きなものをしまう時も楽です。ちょっとした隠れ部屋くらいの広さはあるので、最終的にはここをワタシの秘密基地にしたいとこっそり企んでます。
おわりに
「ヤモヲんちルームツアー」いかがでしたでしょうか。小さな家なのであっという間でしたが。笑
こうやって新築当時を振り返ってみると、子どもたちの成長とともに、モノであふれかえっている現状の我が家をなんとかせねばって思います。汗
物理的、金銭的な制限で「小さいながらも楽しい我が家」をコンセプトにしましたが、限られた空間でもちょっとのこだわりが叶えられれば、楽しく暮らせるもんです。
あと、「家族の気配を感じられる」よう、できる限りオープンな空間にしたことで、今のところ、子どもたちものびのびといい子に育ってると思います。(たぶん)
ではでは。
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